乳頭温泉郷

十種類以上もの源泉
乳頭温泉郷は、秋田県仙北市の十和田八幡平国立公園内、乳頭山麓のブナ林に点在する温泉地です。鶴の湯、妙乃湯、黒湯温泉、蟹場温泉、孫六温泉、大釜温泉、休暇村乳頭温泉郷の七湯がそれぞれ独自の源泉を持ち、温泉郷全体では10種類以上の源泉を楽しめます。
茅葺き屋根の湯治場、白濁した露天風呂、近代的で過ごしやすい宿など、宿ごとの雰囲気が大きく異なるのが魅力。宿泊して七湯を巡るか、ひとつの宿で静かに湯を楽しむかを決めると、旅の組み立てがしやすくなります。
目次
乳頭温泉郷の魅力
七湯で10種類以上の源泉を楽しめる
乳頭温泉郷の七湯は、それぞれが独自の源泉を持ちます。白濁した硫黄泉だけでなく、炭酸水素塩泉や単純泉など泉質も多彩で、湯の色、香り、肌触り、浴場の景観まで宿ごとに異なります。
鶴の湯温泉だけでも白湯・黒湯・中の湯・滝の湯という4種類の源泉があり、温泉を目的に旅をしたい人にとって、泊まりながら違いを体感できる温泉郷です。
ブナ林と雪景色に包まれる秘湯
宿は乳頭山麓の森や沢沿いに点在し、新緑、深い緑、紅葉、雪景色と季節ごとに表情が変わります。温泉街を歩くタイプの温泉地ではなく、山の静けさと湯宿での滞在そのものを楽しむ場所です。
冬は乳頭温泉郷らしい雪見風呂を楽しめる一方、積雪や凍結があります。車なら冬用タイヤなどの装備を整え、公共交通なら路線バスや宿の送迎条件を事前に確認しておきましょう。
宿泊者限定の湯めぐりで七湯を巡る
七湯のいずれかに宿泊すると、各宿で「湯めぐり帖」を購入できます。有効期間内に七湯へ1回ずつ入浴でき、温泉郷内を巡る「湯めぐり号」も利用できるため、泉質や浴場の違いを比べたい人に向いています。
日帰り入浴の受付時間や休業日は宿ごとに異なり、季節や道路状況で変更される場合があります。巡る順番を詰め込みすぎず、宿泊先を拠点に2〜3湯ずつ楽しむと余裕のある旅になります。
宿ごとに異なる「秘湯の過ごし方」
歴史ある湯治場の風情を重視するなら鶴の湯温泉、バス停の近さや館内設備を重視するなら休暇村 乳頭温泉郷、少ない客室で静かに過ごし貸切風呂も楽しみたいなら鶴の湯別館の山の宿が候補になります。
宿の設備や予約方法には違いがあります。客室の快適性、食事、トイレや洗面設備、送迎、冬季の移動まで確認し、自分が求める「秘湯らしさ」と過ごしやすさのバランスで選びましょう。
乳頭温泉郷はどこに泊まる?
掲載中の3宿は、どれも乳頭温泉郷を代表する宿ですが、雰囲気と設備は大きく異なります。初めてなら次の比較から選ぶと分かりやすいです。
| 宿 | 特徴 | こんな人におすすめ | 移動・滞在のポイント |
|---|---|---|---|
| 鶴の湯温泉 | 茅葺き屋根の本陣と4種類の源泉 | 歴史ある秘湯の風情を最優先したい | アルパこまくさから送迎利用。事前連絡が必要 |
| 休暇村 乳頭温泉郷 | ブナ林の中で2種類の温泉と整った館内設備 | 初めての乳頭温泉郷・家族旅行・車なしの旅 | 路線バス「休暇村前」下車で移動しやすい |
| 山の宿 | 白濁した掛け流しの湯と貸切風呂 | 夫婦・カップルで静かに過ごしたい | 鶴の湯本館の約1.5km手前にある別館 |
乳頭温泉郷で迷ったらこの3宿
秘湯らしい景観と湯を楽しむなら「鶴の湯温泉」
乳頭温泉郷で象徴的な宿に泊まりたいなら鶴の湯温泉。敷地内には泉質の異なる4つの源泉が湧き、茅葺き屋根の本陣が残る歴史的な風景の中で温泉を楽しめます。設備の新しさより、湯治場の空気と温泉そのものを重視する人向けです。
初めての旅行と公共交通なら「休暇村 乳頭温泉郷」
田沢湖駅からの路線バスで「休暇村前」まで約45分。ブナ林に囲まれた館内で、単純硫黄泉とナトリウム炭酸水素塩泉の2種類を楽しめます。和室・洋室があり、初めての乳頭温泉郷や家族旅行でも滞在しやすい宿です。
静けさと貸切風呂なら「山の宿」
鶴の湯本館から白湯を引く別館で、白濁した源泉掛け流しの温泉が特徴。内湯と露天風呂があり、貸切風呂も利用できます。森と沢に近い木造旅館で静かに過ごしたい夫婦やカップルに向いています。
おすすめのホテル・旅館
宿泊料金だけでなく、泉質、客室設備、送迎、予約方法、湯めぐりのしやすさを比べて選びましょう。人気宿は希望日が埋まりやすいため、日程が決まったら早めの空室確認がおすすめです。
口コミ◎露天風呂付き客室夕食ビュッフェ
休暇村 乳頭温泉郷

楽天トラベル評価 ★4.51(567件)
最安料金の目安 15,500円〜1部屋1泊あたり・税/サービス料込み
おすすめポイント
- 2種類の異なる泉質で乳頭温泉を湯巡り
- ブナの森に囲まれた露天風呂
- 約40種類の秋田郷土料理ビュッフェ
プロが選ぶホテル・旅館100選
鶴の湯温泉

おすすめポイント
- 4つの異なる源泉を敷地内で楽しめる
- 乳白色の名物混浴露天風呂
- 山菜や名物「山の芋鍋」を味わう秘湯
口コミ◎
山の宿

楽天トラベル評価 ★4.92(55件)
最安料金の目安 17,600円〜1部屋1泊あたり・税/サービス料込み
おすすめポイント
- 天然温泉100%掛け流しの奥日光の湯宿
- 豊かな自然に囲まれた静かな和風客室
- 素材を生かした旬の料理を味わう
アクセス
自動車
- 東京・仙台方面から 東北道 盛岡I.CからR46・R341経由 約55km・約1時間20分
- 秋田方面から 秋田道 協和I.CからR46経由 約66km・約1時間30分
温泉郷内は宿が離れており、鶴の湯温泉などは幹線道路からさらに進みます。冬季は積雪・凍結に備えて冬用タイヤやチェーンを用意し、出発前に道路情報と宿までの進入路を確認してください。
鉄道
- 東京駅=[
秋田新幹線(約2時間50分)]=田沢湖駅─[
羽後交通バス(約45〜50分)]─乳頭温泉郷
田沢湖駅から乳頭温泉郷行きの路線バスが運行しています。休暇村は「休暇村前」で下車。鶴の湯温泉と山の宿は、利用するバスと宿の送迎方法を予約時に確認してください。
高速バス
- 新宿駅西口・東京駅八重洲南口─[
レイク&ポート号(夜行・約10時間10分)]─田沢湖駅前
レイク&ポート号は運行日が限られる場合があります。直行便の運行日は羽後交通で確認し、ほかの便も含めて比較する場合は楽天トラベルの東京都発・秋田県着高速バスを確認してください。田沢湖駅前から乳頭温泉郷へは路線バスへの乗り継ぎが必要です。
※所要時間や距離は目安です。列車・バスのダイヤや道路状況などにより所要時間は変わるため、旅行前に最新の運行情報を確認してください。