日光湯元温泉

奥日光の温泉地
日光湯元温泉は、栃木県日光市の奥日光、湯ノ湖の北岸に広がる温泉地です。日光東照宮などがある市街地からいろは坂、中禅寺湖、戦場ヶ原をさらに奥へ進んだ場所にあり、白濁する硫黄泉と豊かな自然を楽しめます。
約1200年前、日光開山の祖・勝道上人が788年に温泉を発見したと伝わる歴史ある名湯です。湯ノ湖や湯滝、戦場ヶ原を歩いたあと、硫黄の香りに包まれた温泉へ入り、奥日光の静かな夜を過ごす——そんな一泊が日光湯元温泉の魅力です。
なお、日光温泉とは別の温泉地です。日光温泉が日光駅や世界遺産「日光の社寺」周辺の観光に便利なのに対し、日光湯元温泉は湯ノ湖・戦場ヶ原など奥日光の自然観光に向いています。
目次
日光湯元温泉の魅力
白濁する硫黄泉に浸かる
日光湯元温泉を代表するのが、硫黄の香りが漂う温泉です。湧き出した湯は空気に触れることで湯の花が生まれ、乳白色や時には青緑がかった色に見えることがあります。
温泉街にある宿はいずれも湯元温泉を利用しており、源泉かけ流しを楽しめる宿もあります。奥日光高原ホテルや休暇村日光湯元、ほのかな宿 樹林、UNWIND HOTEL & BAR 奥日光など、宿ごとに露天風呂や浴場の雰囲気が異なるため、温泉そのものを目的に泊まり比べる楽しみもあります。
湯ノ湖を朝夕に散策する
温泉街のすぐ目の前に広がる湯ノ湖は、三岳の噴火で湯川がせき止められてできた湖です。湖畔には一周約3kmの散策路があり、約1時間で歩けます。
日中の観光客が少ない朝や夕方に湖畔を歩けるのは、湯元温泉に泊まる大きなメリットです。新緑の季節はもちろん、10月上旬から中旬には紅葉が湖面を彩ります。宿泊すれば、観光時間を気にせず静かな湯ノ湖を楽しめます。
湯滝・戦場ヶ原を歩いてから温泉へ
湯ノ湖の南端から流れ落ちる湯滝は、高さ約70m、長さ約110mの迫力ある滝です。湯ノ湖から湯滝、戦場ヶ原へはハイキングコースでつながっており、奥日光を代表する自然景観をまとめて楽しめます。
戦場ヶ原には自然研究路が整備され、約2時間のハイキングコースもあります。しっかり歩いたあとに湯元温泉へ戻り、硫黄泉で体を休められるため、ハイキングと温泉を組み合わせる旅行に特に向いています。
冬は雪見温泉とスキーを楽しむ
標高の高い奥日光は冬になると雪景色に包まれます。日光湯元温泉スキー場もあり、冬は雪遊びやスキーと温泉を組み合わせた旅行ができます。
露天風呂から雪景色を眺められる宿もあり、冬ならではの湯浴みを楽しめます。ただし12月から5月上旬頃までは積雪や路面凍結の可能性があるため、車の場合はスタッドレスタイヤやチェーンが必要です。
あんよの湯で気軽に湯元の温泉を体験する
温泉街には、湯元温泉の源泉を使った無料の足湯「あんよの湯」があります。2026年7月に営業を再開しており、ハイキングや湖畔散策のあとに立ち寄るのに便利です。冬季は休業します。
足湯で温泉を体験したあと、宿では大浴場や露天風呂へ。日帰りでも楽しめますが、夜と翌朝まで何度も硫黄泉に入れる宿泊なら、日光湯元温泉の魅力をよりじっくり味わえます。
日光湯元温泉と日光温泉の違い
名前が似ていますが、日光湯元温泉と日光温泉は場所も泉質も旅の目的も異なります。東照宮観光を中心にするか、奥日光の自然と温泉を中心にするかで選ぶのがおすすめです。
| 比較 | 日光湯元温泉 | 日光温泉 |
|---|---|---|
| 場所 | 奥日光・湯ノ湖北岸 | 日光駅・世界遺産「日光の社寺」周辺 |
| 温泉 | 白濁する硫黄泉 | 無色透明の温泉 |
| 主な観光 | 湯ノ湖、湯滝、戦場ヶ原、中禅寺湖 | 日光東照宮、輪王寺、二荒山神社、神橋 |
| 向いている旅行 | 自然・ハイキング・温泉を重視 | 世界遺産・門前町観光を重視 |
日光東照宮を中心に観光して駅周辺に泊まりたい場合は日光温泉、いろは坂を越えて奥日光まで足を延ばし、硫黄泉や湖・湿原の自然を楽しみたい場合は日光湯元温泉が向いています。
日光湯元温泉の観光・楽しみ方
初めてなら、1日目は中禅寺湖や華厳の滝、戦場ヶ原を巡り、夕方に日光湯元温泉へチェックインする流れがおすすめです。夕食前後に硫黄泉へ入り、翌朝は湯ノ湖畔を散策してから湯滝へ向かえば、奥日光の自然をゆっくり楽しめます。
ハイキングを目的にするなら、湯元温泉を起点に湯ノ湖・湯滝・戦場ヶ原を歩き、宿へ戻って温泉に入る旅程が便利です。日帰りではバスの最終時刻を気にする必要がありますが、宿泊なら夕方まで奥日光を楽しめます。
日光湯元温泉はどこに泊まる?
日光湯元温泉では、どの宿を選んでも硫黄泉を楽しめますが、露天風呂、食事、湯ノ湖への近さ、宿の雰囲気で滞在体験が変わります。温泉を最優先するか、自然体験や食事まで含めて選ぶかを決めると宿を絞りやすくなります。
| 宿泊タイプ | 特徴 | こんな人におすすめ | 代表的な宿 |
|---|---|---|---|
| 王道の温泉ホテル | 源泉かけ流しの硫黄泉と会席料理 | 初めての湯元温泉・家族旅行 | 奥日光高原ホテル |
| 自然体験・湖畔滞在 | 湯ノ湖に近く、自然プログラムも充実 | ハイキング・夫婦旅行 | 休暇村日光湯元 |
| 新しい滞在スタイル | 森・温泉・デザインを楽しむブティックホテル | カップル・大人の旅行 | UNWIND HOTEL & BAR 奥日光 |
| 静かな森の宿 | 源泉かけ流し硫黄泉と露天風呂 | 温泉重視・静かに過ごしたい人 | ほのかな宿 樹林 |
日光湯元温泉でおすすめのホテル・旅館3選
初めての日光湯元温泉なら「奥日光高原ホテル」
初めて日光湯元温泉を訪れ、硫黄泉と温泉宿らしい食事をバランスよく楽しみたいなら奥日光高原ホテル。全国的にも数の少ない源泉かけ流しの乳白色硫黄泉を、内湯と露天風呂で楽しめます。
夕食は栃木県や日光の食材を生かした会席料理。湯ノ湖や温泉街にも近く、観光から戻ってすぐ温泉へ入りたい人に選びやすい宿です。
湯ノ湖と自然を楽しむなら「休暇村 日光湯元」
奥日光の自然を主役に旅を組みたいなら休暇村 日光湯元。湯ノ湖畔に近く、散策やハイキングへ出かけやすい立地です。館内では奈良時代開湯と伝わる白濁の硫黄泉を、内湯・露天風呂・壺湯で楽しめます。
地元や季節の食材を使った食事に加え、ハイキングや星空観察など奥日光を楽しむプログラムも用意されています。温泉だけでなく自然体験まで含めて泊まりたい人に向いています。
新しい奥日光を楽しむなら「UNWIND HOTEL & BAR 奥日光」
温泉旅館とは少し違う滞在を楽しみたいならUNWIND HOTEL & BAR 奥日光。旧・奥日光小西ホテルの場所に、2026年8月8日にリブランドオープンしたブティックホテルです。
針葉樹に囲まれた源泉かけ流しの硫黄泉に加え、ミッドセンチュリーのヴィンテージ家具を配したラウンジや暖炉のあるダイニングが特徴。奥日光の自然と温泉に、デザイン性のあるホテル滞在を組み合わせたいカップルや大人の旅行に向いています。
おすすめのホテル・旅館
日光湯元温泉には、源泉かけ流しの硫黄泉が魅力の奥日光高原ホテル、湖畔の自然を楽しみやすい休暇村 日光湯元、森に囲まれた露天風呂を持つほのかな宿 樹林、2026年に開業したUNWIND HOTEL & BAR 奥日光などがあります。料金だけでなく、露天風呂、食事、湯ノ湖への近さ、宿の雰囲気まで比較して選びましょう。
口コミ◎
奥日光高原ホテル

楽天トラベル評価 ★4.54(1,089件)
最安料金の目安 8,800円〜1部屋1泊あたり・税/サービス料込み
おすすめポイント
- 奥日光の硫黄泉を楽しめる温泉宿
- 露天風呂を備えた浴場を楽しめる
- 栃木の食材を生かした会席料理
日光グランドホテル ほのかな宿樹林

楽天トラベル評価 ★4.07(1,162件)
最安料金の目安 11,500円〜1部屋1泊あたり・税/サービス料込み
おすすめポイント
- 乳白色の硫黄泉を楽しめる奥日光の宿
- 森に囲まれた露天風呂で四季を感じる
- 地元の旬を生かした料理を味わう
休暇村 日光湯元

楽天トラベル評価 ★4.38(448件)
最安料金の目安 23,000円〜1部屋1泊あたり・税/サービス料込み
おすすめポイント
- 奈良時代開湯の乳白色硫黄泉
- 森に囲まれた露天風呂と壺湯
- 日光湯波・地元食材の会席とミニビュッフェ
UNWIND HOTEL & BAR 奥日光

楽天トラベル評価 ★4.32(31件)
最安料金の目安 5,500円〜1部屋1泊あたり・税/サービス料込み
おすすめポイント
- 2026年8月リブランドのブティックホテル
- 源泉かけ流しの乳白色硫黄泉
- 森を望むラウンジと地元素材の料理
夕食ビュッフェ
亀の井ホテル 奥日光湯元

楽天トラベル評価 ★4.13(1,341件)
最安料金の目安 13,820円〜1部屋1泊あたり・税/サービス料込み
おすすめポイント
- 湯ノ湖畔
- 乳白色の硫黄泉
- 日光・栃木の郷土料理ビュッフェ
日光東照宮など世界遺産観光を中心にするなら日光温泉、奥日光の湖・湿原・硫黄泉を目的にするなら日光湯元温泉と、旅の目的で使い分けるのがおすすめです。ほかに栃木県で大型温泉地を探すなら鬼怒川温泉も候補になります。
アクセス
自動車
- 日光宇都宮道路 清滝I.C─[国道120号・いろは坂・中禅寺湖経由]─日光湯元温泉(約40分)
- 関越自動車道 沼田I.C─[国道120号・金精道路]─日光湯元温泉 ※冬季通行止め
東京方面からは日光宇都宮道路の清滝インターを利用し、いろは坂と中禅寺湖を経由して約40分です。群馬・沼田方面から国道120号の金精道路を利用するルートもありますが、毎年12月下旬から4月下旬まで冬季閉鎖となります。
奥日光は日光市街より標高が高く、冬は積雪・路面凍結があります。12月から5月上旬頃まではスタッドレスタイヤまたはタイヤチェーンを準備してください。
鉄道
- 浅草駅=[
東武特急]=東武日光駅─[
東武バス(約85分)]─湯元温泉 - 宇都宮駅=[
JR日光線]=JR日光駅─[
東武バス(約85分)]─湯元温泉
公共交通機関では、東武日光駅・JR日光駅から東武バスの「湯元温泉」行きを利用します。2026年9月時点で日光駅から湯元温泉までの所要時間は約85分、運賃は大人1,950円です。中禅寺温泉、竜頭の滝、赤沼などを経由するため、奥日光観光にも利用できます。
バスを何度か利用する場合は「湯元温泉フリーパス」やデジタル奥日光・湯元温泉フリーパスも検討できます。紅葉シーズンはいろは坂を中心に道路が混雑するため、時間に余裕を持った旅程がおすすめです。
※所要時間や距離は目安です。列車・バスのダイヤや道路状況などにより所要時間は変わるため、旅行前に最新の運行情報を確認してください。